今日は、映画 すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコに登場する、ひよこ？に学ぶ、ニイドさんとの付き合い方のお話です。
映画のネタバレありなので、ネタバレ反対！な人は、また遊びに来てくださいね！
大丈夫な人は、ゆっくりしていってね！
すみっコぐらしとは
すみっコぐらしとは、どこかのすみっこに住んでる、不思議な不思議な生き物のお話です。
簡単に詳しく知りたいなら、「絵本すみっコぐらし そらいろのまいにち」がおすすめです
映画 すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコのあらすじ
ある日すみっコたちは、お気に入りのおみせ「喫茶すみっコ」の地下室で、古くなった一冊のとびだす絵本をみつけます。 絵本を眺めていると、突然しかけが動き出し、絵本に吸い込まれてしまい、そこで灰色のひよこ？に出会います。ひよこ？はひとりぼっちでさみしくて、自分の居場所を探していました。
すみっコたちは、ひよこ？と一緒に、ひよこ？の居場所を探しに絵本の中を冒険しますが、結局、どこにもひよこ？の居場所はなかったという、切なくも悲しい、けどハッピーエンドな物語です。
欠乏と束縛と必要の根っこは一緒
ひよこ？の状態は、ニイドさんそのものでした。
仲間がいない=欠乏
仲間が欲しい=必要
仲間がいない寂しさに束縛され、ひとりぼっちにますます囚われていく。
原因はわかっています。
仲間がいないこと。
対処法もわかります。
仲間を作ればいい。
けど、それが簡単ではないのです。
自分一人では難しいのです。
こういう状態って、ひよこ？じゃなくてもありますよね。
例えば、綺麗になりたい。
綺麗になりたいのは、綺麗になる必要があると思っているからです。
綺麗になる必要があると思うってことは、つまり今の自分は綺麗じゃないって思ってるわけです。
そして綺麗になるために、ありとあらゆる手段に手を伸ばし、流行を追いかけて、綺麗になることにますます囚われ縛られていく。
この状態の時は、なんで綺麗にならなければならないのか。ということになかなか意識は向かないものです。
本当に必要なものはなに？
そして、ニイドさんは絶望を連れてくるのです。
本当に必要なものを、わかってもらうために。
ひよこ？の絶望は、すみっコたちと一緒に行けない。
なぜなら、自分は絵本の隅に描かれた落書きだから。
絵本の外には出られない。でした。
ひよこ？にはひよこ？の生きる世界があるのです。
地球が嫌だからって飛び出しても、人間は宇宙空間ではまだ生きることができません。それと同じ。
どうしようもない。手に入らない。
自分が何者だかすらわかっていないひよこ？に、
あなたは絵本の隅に、誰かが気まぐれに描いた落書きなんですよ！と気づかせたわけです。
ああ、つらい。もう泣けますね。
楽に解決できたら、どんなにいいでしょう。
目の前にぱっと答えが現れて、苦労することなくカラッと解決！
そんなこと、残念ながらニイドさんはしてくれません。
むしろ、自分の欠点、直しようもないところを目の前に突きつけて来ます。そうやって、本当に必要な何かを気づかせようとするのです。
闇雲に動き回っても、ニイドの縛りはきつく苦しくなるだけです。
だったら動かない方がいいか。
そうではありません。むしろ、もがいてあがいてしましょう。
ひよこ？も、自分は友人が必要だと思い、物語の中を探検し続けました。
でもどこにも居場所がなかった。
絶望に押しつぶされそうになります。
けれど、動いた結果によって、ひよこ？はすみっコたちと出会ったわけです。
さらに、物語の中の登場人物たちが、ひよこ？を助けようとしてくれたのです。
自分が必要としていたもの、見つけました。
だからこそ、ひよこ？はすみっコたちと、泣きながら笑顔で別れることができたのです。
そして、さらにすみっコたちからの大きな大きなプレゼントが待っていたのです。
きっとひよこ？は、もう寂しくないでしょう。悲しくもないでしょう。
絶望の淵で希望を見つけよう
ニイドさんは絶望を連れてきます。
重くて苦しくてつらいつらい絶望を。
そして、その中で、本当に必要なものは何か、大切なものは何かを気づかせようとしているのです。
必要なもの、必要だと思っているものを手にしたその先を考えて！それでも本当に必要なの？と。
自分が暗く絶望の淵にたたずんでいるときは、何を必要としているのか、なぜ、それが必要なのか。そして、その必要なものを手に入れたときに、自分はどうなるんだろうか。そこまで考えてみましょう。
ニイドさんは一本のまっすぐな道に分かれ道がついています。
斜めに進むか、斜めに戻るか、それともまっすぐ進むのか。
どれを選んでもいい。けれど、大事なものだけは見失わないようにしましょうね！
大事なものがわからない！見失いそう！って時は、るんるんとお話ししましょう！
ここまで読んでくれてありがとう！
そんなあなたが大好きです♡
