雑記帳

金魚と母と子供の七日間

風月
風月
夏と言えばお祭り
お祭りによくあるのが金魚すくい
生き物を飼ったことのない占い師が
突然金魚を飼うことになった七日間の記録です

何の準備もなく金魚を飼うことになりました

お祭りに行くとありますよね
金魚すくい
子供がやりたい!とキラキラおめめで見上げてきたら
親としてはムゲに断るの、できません。
しかもお友達が挑戦してるのだから
自分もやってみたいよね~。と言う親心も。
すぐに死んでしまうのはわかってるのですが
わかっちゃいるんだけど!
お友達の手前、ダメって言うのは気の毒かも知れない。
と子供の立場を思案して、挑戦させてみたのです。
本当は、あんまり好きじゃないんですが、仕方ありません。

子供にとっては初めての金魚すくい
逃げる金魚を追い回し、
ぽいは簡単に破けてしまって親は一安心
ションボリの子供に、お店の人は笑顔で一匹すくって
袋に入れてくれたのでした。

そして、即、地面に落としたうちの子
その時点でもしかしたら、ケガもしたし弱ってしまったのかも知れません。
慌ててもう一度お水を入れてもらって、急いで帰宅したのでした

お祭り金魚は難しい

お祭り金魚は他の魚のエサであったり
生まれたての稚魚なので、
もともと育てるのはハードルが高めだと言われています。
もともと、初心者には難しい、上級者向けの金魚なのです。
お祭り金魚が育つかどうかは、
最初の一週間がカギだと言われています。
それを乗り切ると、大きく育ち、乗り切れないと死んでしまうのです。
もともと命の短いもの。
最初の一週間をしっかりお世話する。と決めると、心が少し軽くなります。

金魚の飼い方

帰ってすぐに、まずはカルキ抜きしてあったお白湯をペットボトルに移し、保冷剤と氷で冷やすことにしました。
金魚は20℃から28℃くらいだそうなので、触ってみてちょと冷たいくらいまで冷まして、それを洗面器に入れて、お塩を少々。
お塩は1リットルに対して5グラムと書かれてましたが、その量にビビって、少々に。
お料理する人ならわかると思うけど、5gって結構な量だよね。
いきなり金魚をドボンってしちゃうとビックリするので
袋ごと入れて、金魚が自然と出てくるのを待つのが理想ですが、
わが家ではいきなりドボンでした。

7日間の記録

一日目
初日はエサを上げてはいけないそうです。
なので、それをしっかり守ることにしました。
子供はエサをあげたがりましたが、そこは説得。

二日目
洗面器に入れていた金魚を、一日おいた睡蓮鉢に移して
お塩を少々
この日もエサはやらずに。
子供は不満そうでしたが、3日から1週間はエサをあげてはいけないそうです。
尻尾の所に白い点々が付いていて、病気なのかどうかのか悩みました。

三日目
水替え用に置いておいた洗面器に金魚を移して
睡蓮鉢のお水を換えて金魚を移動
お塩少々。お塩は、1週間から2週間続けるとのこと。
睡蓮鉢の底を口でツンツンしながらスイスイ泳ぐので
試供品で金魚と一緒にもらったエサを、子供に2粒入れてもらいました
一瞬で食べ終わり、子供は「食べた!食べた!」と大喜び
金魚はしょっちゅう、睡蓮鉢をクルクル回るように泳いでるので
隠れる場所がほしいんじゃないかしらと思い
ガーデニングの廃材を乗せて影を作って、生い茂ったポトスを投入してみました
葉っぱの影が気に入ったようです。
尻尾の白い点々は、なくなってました

4日目
お塩入りのお水は、水質が悪くなるのが早いので、今日もお水替え
お塩少々入れて、
エサは2粒。
一瞬で食べ終わるのでもう一粒追加させてみました。

5日目
今日もお水替えて、
お塩少々いれまして。
元気元気
エサは5粒。あっさり食べ終わりましたね
ポトスの葉っぱの影がお気に入り
エサをあげるタイミングが、水を替える前がいいのか、
水を替えた後がいいのか悩み所でした。
結局、水を替える前にあげてます
エサが残ってたとしても、お水を換えるので気にしなくていいかな~って

6日目
底石と酸素タブレットを投入してみました
お塩少々と、エサ5粒
しっかり食べ、子供と元気だね~なんて話していたのに、
まさか、ね。

7日目朝
金魚が苦しそうなのに気がつきました。
エラが開きっぱなしで、充血してるように見えます。

エサを一粒入れてみましたが、泳ぐ元気もないようで。
食べる気配もありません。
酸素タブレットを抜いてみました。

お星さまに。
ゆらーっと、まるで生きているような
作り物のような感じで、まっすぐ揺れてました。

供養することまでが大事

環境をいきなり変えすぎた
環境を変えたのにエサをあげてしまった
底石を洗ったときのお水が、ちゃんときれてなかった
酸素タブレット要らなかった
などなど、考えられる原因はあります。
ありますが、
命の期限は神様しか決められません
金魚が死んでしまったのは、誰のせいでもありません。
それよりも、子供が一生懸命お世話をした。これが大事です。
子供には、最期まで手を抜かないでお世話をして偉かったね
7日間頑張ったねと声をかけました。
子供の、初めて触れた死が、お祭り金魚でした。
余っている鉢植えがいろいろあったので、
ティッシュにくるまれた金魚は、
鉢植えに土とチューリップの球根と一緒に。
春になったら、花が咲くかな。咲くといいね。

と言うわけで、お祭り金魚のお役目は、
すくう楽しさだけじゃなく、
それからお世話を一生懸命しなければいけないこと
最期に供養すること
までが、ワンセットになっているものなんですね

運勢としての金魚

睡蓮鉢に底石とポトスだけがいます。
エサも買ってしまったことですし
新しい金魚をお迎えしようかどうか悩み中です。


金魚は、その名前の通り、金運に関連しています。
縁起物として愛され、図柄でも使用されていますね。
大事にしていた生き物が死んでしまったり
ものが壊れてしまうのは、身代わりになってくれた、と言う考え方もあります。
風水的にも、情操教育的にも、金魚は悪くないと思います。
思いますが、やっぱり、命が失われるのは辛いので、
わが家はしばらく、ポトスのみの睡蓮鉢になりそうです。

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